インフレターゲティング導入論あれこれ
昨日の経済倶楽部の講演(「「物価の安定」と中央銀行の責務」)で武藤日銀副総裁は,イングランド銀行(上の要旨ではなぜか英蘭銀行というやたら古い表記が使われているのだがナゼ?笑 慣習?)のインフレーション・ターゲティング政策の事例を引きながら,
金融政策が目指すべき物価上昇率を示すことについては、金融政策を取り巻く様々な環境を考慮した上で、日本銀行の政策運営を分かりやすく伝えていくには全体としてどのような枠組みを構築していくべきかという大きな視点から検討していくことが大切であると考えています。
と述べたそうです。
「市場との対話」を理解しているのは武藤副総裁しかいないような気も。日銀内の潜在的シンパは増えそう…。
というのは,「本石町日記」さんの感想ですが,「表立ったシンパ」はそんなにもいないものなのでしょうかね? その辺が,外からは理解しにくいのです。
ところで与謝野馨経済財政担当相は,「インフレを期待しながら財政再建をするという悪魔的手法を取ってはならない」と強調したとのこと(★)。
悪魔的ですか,そうですか・笑 (ゴキブリよりはマシかな?)
で,日経のサイトのこの「インフレ懸念は悪魔的」って見出し,意味が完全に逆だと思うんですが……。
け‐ねん【懸念】→懸(1)〔仏〕執念。執着。
(2)気にかかって不安に思うこと。心配。「一抹の—を抱く」
上は広辞苑第五版からの引用ですが,仏教用語的な意味合いで使われているのでしょうか?>インフレ懸念
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Comments
紙面では、懸念というのはでていませんね。「インフレ期待し財政再建」が「悪魔的手法」と。
Posted by: Fellow Traveler | December 03, 2005 at 09:33 AM
この記事は最後の部分が重要ですね。
中川氏(自民党政調会長)は早速、反論。一定のインフレ目標を掲げ、経済成長を模索すべきだとの持論について「世界の常識。悪魔であるわけがない」と記者団に語った。
「悪魔であるわけがない」←爆笑
インタゲが悪魔なら、福井総裁は異端審問官?確かに、最近のコメントは魔女裁判の判決理由みたいになってますが(藁
Posted by: jonen | December 03, 2005 at 11:02 AM
麻生外相もアンチ谷垣になりつつあるようで。谷垣・与謝野・日銀包囲網が完成しつつあるのかな。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051203-00000045-jij-pol
Posted by: Baatarism | December 03, 2005 at 01:16 PM
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20051203AT1F0300U03122005.html
G7で為替はスルーだったようです。
円高シンドローム一時停止または終了ですか?
Posted by: jonen | December 03, 2005 at 10:23 PM
中川政調会長,定率減税廃止に弾力条項も必要ではないかと発言http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051204STXKA017304122005.html
Posted by: nm | December 04, 2005 at 07:16 PM
初めまして、本石町日記と申します。エントリーのご紹介、ありがとうございます。「シンパ」について詳しく説明するのは憚られるのですが、簡単に言うと、日銀内での武藤副総裁への潜在的な人気は高いものの、やはり親分は(人事権を握る)福井総裁なので、表立った支持はしにくい、ということでしょうか。引き続きよろしくお願いします。
Posted by: 本石町日記 | December 08, 2005 at 09:33 PM
コメントありがとうございます。本石町日記,よく拝見しています。こちらこそよろしくお願いします。
Posted by: nm | December 10, 2005 at 01:39 AM