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猪木武徳編『戦間期日本の社会集団とネットワーク−デモクラシーと中間団体−』(NTT出版、2008年)

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いただきもの。ありがとうございます>武藤さん、四方田さんm(_ _)m

本書は、今年の4月から国際日本文化研究センター(日文研)の第5代所長に就任された猪木武徳先生編の研究論文集。日文研の共同研究プロジェクト「戦間期日本の社会集団の相互関係とネットワークについて−政・官・軍・メディア・経済界・教育事業などを中心に−」の主要成果がまとめられている。

「序 2.デモクラシー成熟の要件としての「中間団体」」のところで、この共同研究の共通了解事項として挙げられている論点のうち、(5)Public Opinion の形成力としての新聞・雑誌の影響はどの程度なのか、という論点で私の論文(「「金解禁をめぐる新聞メディアの論調」)が引用・参照されていた(vi頁)。

また論点の(1)では、戦間期の地方自治の問題が指摘されている(具体的な論文としては第3部の猪木論文などが関連する)。


本書の内容は以下の通り。

序 (猪木武徳)
1.いま、なぜ、「大正デモクラシー」なのか
2.デモクラシー成熟の要件としての「中間団体」
3.本書の構成と概略


第1部
昭和天皇・元老・宮中勢力の情報・ネットワークと政治(伊藤之雄)
戦間期日本の政・軍関係—大正デモクラシーと軍事(吉沢英成)
帝国在郷軍人会と政治(戸部良一)
大正期における政治結社—黒龍会の活動と人脈(サーラ・スヴェン)

第2部
キャッスル事件をめぐる「怪情報」ネットワーク(佐藤卓己)
新聞界における社会集団としての早稲田(河崎吉紀)
民族知の制度化—日本民族学会の成立と変容(福間良明)
戦間期日本における知識人集団—黎明会を中心に(武藤秀太郎)
戦間期の法思想と「団体」の理論構成(松田宏一郎)

第3部
戦間期における「財界」の形成(望月和彦)
戦間期日本の銀行間ネットワークと金融システム(岡崎哲二・澤田充)
「声価」概念と工業組合・輸出商—「声価」からみた戦間期の中間組織と中小企業政策(四方田雅史)
小作争議から無産農民学校設立運動へ—木崎村争議をめぐる社会集団の動きについて(猪木武徳)
電気業界関連団体の国民向け啓蒙活動−日本電気協会と家庭電気普及会(伊東章子)
母子衛生政策における中間組織の役割−愛育会の事業を中心に(斎藤修)

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