経(Kei)5月号

連載第5回目(グローバル化のなかの近代経済成長)が掲載されています。お近くの大型書店で入手できます。詳しくはこちら

一応、このテーマではあと2回続く予定です。次回は、中国関係(すでに入稿、初校校正済み)。

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上久保敏『評伝日本の経済思想 下村治』(日本経済評論社、2008年)

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シリーズも第4冊目がリリース。今度の表紙は赤。

『後藤文夫』も引き続き、よろしくお願いしますm(_ _)m
とくに、ネット書店でのレビューなど是非。

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ピーター・マサイアス著、関西大学経済史研究会編訳『経済史講義録‐人間・国家・統合‐』晃洋書房、2008年

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関西大学の北川先生からご恵贈いただく。ありがとうございました。また本書画像は第2章を翻訳されている浜野先生のブログからコピーさせていただきました。浜野先生、ありがとうございます!

さて、本書には世界的な経済史研究の権威といってもよいマサイアス先生の論文2篇も併せて5つの論文・講演が本書には収録されているが、いずも題名を読んだだけで興味をそそるものばかり。これから読むのが楽しみである。

第1章 ロビンソン・クルーソー物語を経済史の目で見ると

    −子どもの冒険物語か、洗練された経済学の神話か−

第2章 「共生」する経済史をめざして

第3章 「ヨーロッパ」の成り立ちを考える

第4章 イギリスとヨーロッパ

    −長すぎた婚約か、不承不承の結婚か−

第5章 世界におけるイギリスの地位の変化

    −1700年—2000年−

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経(Kei)4月号

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連載第4回目が掲載されていますcatface。お近くの大型書店で入手できます。詳しくはこちら


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猪木武徳編『戦間期日本の社会集団とネットワーク−デモクラシーと中間団体−』(NTT出版、2008年)

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いただきもの。ありがとうございます>武藤さん、四方田さんm(_ _)m

本書は、今年の4月から国際日本文化研究センター(日文研)の第5代所長に就任された猪木武徳先生編の研究論文集。日文研の共同研究プロジェクト「戦間期日本の社会集団の相互関係とネットワークについて−政・官・軍・メディア・経済界・教育事業などを中心に−」の主要成果がまとめられている。

「序 2.デモクラシー成熟の要件としての「中間団体」」のところで、この共同研究の共通了解事項として挙げられている論点のうち、(5)Public Opinion の形成力としての新聞・雑誌の影響はどの程度なのか、という論点で私の論文(「「金解禁をめぐる新聞メディアの論調」)が引用・参照されていた(vi頁)。

また論点の(1)では、戦間期の地方自治の問題が指摘されている(具体的な論文としては第3部の猪木論文などが関連する)。


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髙橋洋一『さらば財務省!‐官僚すべてを敵にした男の告白‐』講談社、2008年

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いただきもの。髙橋さん、ありがとうございます……ってなことを書くと、「あいつは敵だ」という官僚さんに睨まれてしまうのかしらん?(冗談)

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薮下史郎[監修]+川岸令和 [編集]『立憲主義の政治経済学』東洋経済新報社、2008年

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共著者のお一人、若田部さんからいただきもの。ご紹介が遅れましたが、ありがとうございました。
取り急ぎ、第5章「経済学における三つの立憲主義的契機」を読ませていただきました。

立憲主義の経済学が学説史的にどう位置づけられるのか、三つの契機(公共選択論、情報革命、行動経済学)から手際よく解説した論文で、興味深く読めました。

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経済セミナー4月号「特集:経済学ガイダンス」

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明日発売予定の日本評論社『経済セミナー』2008年4月号の特集「経済学ガイダンス」に「経済史」分野のガイダンスを書かせていただきました。ご覧いただければ幸いです。


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“British Parliamentary Papers【Area Studies】JAPAN 1900-1914/16”(文生書院、2008年)

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セット価格252,000円。今年度の研究費の残りと来年度の研究費に分けて購入してしまいました・笑

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後藤田正晴/御厨貴監修『情と理 -カミソリ参謀回顧録- 』上・下 (講談社+α文庫、2006 *オリジナルは1998)

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オーラルヒストリーの記念碑的労作。内務省出身の警察官僚、後藤田氏に対する聞き取り調査の記録なので、後藤文夫を書く前に読むかどうするか迷ったのだが、パラパラ立ち読みするだけに止めておいたものを読む。


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東野圭吾『流星の絆』(講談社、2008年)

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「すべての東野作品を超えた現代エンタメの最高峰!」という宣伝文句は少なくとも言い過ぎ。面白くなくはないが、あまり期待して読むと肩透かしかも。

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高橋敏『江戸の教育力』(ちくま新書、2007年)

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内容は大体予想していた通り。高橋氏の今までの著作をいくつか読んでいる人にとっては、そう目新しいことが書いてあるわけではない。が、非常にコンパクトにわかりやすく書かれているので、はじめての人にはオススメ。

ただし、漠然と言われてきた江戸の識字率に関して、村の入れ札史料に基づいた推測に関してははじめて読んだと思う。本書では、名主層で76%、百姓代で70%の識字率が推計されている(28〜33ページ)。


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寺島隆吉『英語教育原論』(明石書店、2007年)

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つい先日公表された新しい学習指導要領によると、小学校高学年にも「外国語活動」が取り入れられ、その外国語も「英語を取り扱うことを原則とする」とされた。今年新しく小学校2年生になる学年から小学校で正式に英語を教わる最初の学年となる。(甥っ子がまさにその学年だ。)

本書は小学校への英語教育導入政策などを軸に、日本の言語政策がいかにダメダメかをさまざまな角度から説得的に論じており、読むと、日本の言語政策の行く末に暗澹たるものを感じずにはいられない。


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佐々木譲『警官の血(上・下)』(新潮社、2007年)

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2007年「このミステリーがすごい!」国内部門第1位獲得作品。一気に読めて面白い。はたしてこの作品がミステリーなのかどうかは別として……。


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寺崎昌男『大学改革−その先を読む』東信堂、2007年

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副題に立教大学「大学教育開発・支援センター」連続セミナー講演記録とあるように、本書は2005年に5回にわたっておこなわれた講演から起こされたものである。

目次は次の通り。

第1講 大学改革の歴史130年−何が達成され何が残されたか
第2講 学士課程教育と大学院教育−それぞれの抱える課題と連続性への着眼
第3講 カリキュラムと授業−大学の勝負を分けるもの
第4講 教員と職員−それぞれのミッションと「支援・協働」
第5講 私学−その課題と未来を考える

講演がベースとなっているので、堅苦しくなく読みやすいものとなっている。それでいて、重要な論点はきちんと押さえられているので、勉強になった。

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『歴史評論』2月号

今、発売中の『歴史評論』2月号(No.694,校倉書房)に島田昌和著『渋沢栄一の企業活動の研究』(日本経済評論社、2007年)に対する拙書評が掲載されています(85-89ページ)。

どうぞよろしく。

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『週刊東洋経済』(12月29日・1月5日合併号)

 月曜日に発売になる新春合併号が届いた。2007年の経済・経営書ベスト100の第1位は高橋洋一氏の『財投改革の経済学』,また第4位に竹森俊平氏の『1997年−世界を変えた金融危機』,第8位に安達誠司氏の『円の足枷−日本経済「完全復活」への道筋』がそれぞれ入った。

 あとは14位に岩田先生の『そもそも株式会社とは』,28位に野口さんの『グローバル経済を学ぶ』,31位に飯田泰之さんの『歴史が教えるマネーの理論』。

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『評伝後藤文夫』初校ゲラ

 全巻書き下ろしの日本経済思想史シリーズのひとつとして刊行予定の『評伝 後藤文夫』の初校ゲラが昨日届いた。奥付には一応3月20日刊行の文字が。実際,順調に校正作業が進めば,年度内に2冊目の単著が公刊されることになる。

 昭和恐慌時に農相として農村更生計画の陣頭指揮を採った後藤文夫。彼の評伝を,自分としては「もう一つの“昭和恐慌研究”」のつもりで書いた。どうぞよろしく。

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碓井敏正、大西広、高橋肇、神谷章生、浅見和彦、松尾匡『格差社会から成熟社会へ』(大月書店,2007年)

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 いただきもの。松尾先生,ありがとうございました。

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高橋洋一『財投改革の経済学』(東洋経済新報社,2007年)

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いただきもの。高橋さん,ありがとうございました。

以下,東洋経済のサイトからコピペ。

---
財投改革、郵政民営化、特殊法人改革、政策金融改革、そのすべてに政策作成の当事者として携わった著者が、一連の改革の理論的背景と意義を明らかにする。

■目次
第1章
本書の課題
第2章
資金の流れの変化
第3章
郵貯の経済分析
第4章
財投・郵貯・政策金融改革の経緯・現状
第5章
財投改革
第6章
郵政民営化
第7章
特殊法人改革
第8章
政策金融改革
第9章
他の政策への影響


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橘川武郎・粕谷誠 編『日本不動産業史−産業形成からポストバブル期まで』(名古屋大学出版会,2007年)

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いただきもの。ありがとうございました。>永江先生

帯の宣伝文句は,以下のとおり。

日本の都市景観を形成し、産業インフラの提供からバブルまで、日本の経済活動に大きな影響を与え続けた重要産業の全体像を、都市・住宅開発から埋立や農地転換、法制度、金融制度も視野に、鮮明に描き出す。従来見落とされてきた不動産業の軌跡を初めて総合的に捉えた画期的通史。
目次は,


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石渡嶺司『最高学府はバカだらけ—全入時代の大学「崖っぷち」事情』(光文社新書,2007年)

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 さて,今日から後期が始まる。大学ってどんなとこだったかを,あらためて思い出すために読んでみた。何やら前期の某委員会で検討されたような話が並んでいる。「入口」の問題,「出口の問題」そして,中味の問題……。ほかの大学ではどんな事情になっているのか……。


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徳本栄一郎『英国機密ファイルの昭和天皇』 (新潮社,2007年)

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英国国立公文書館(PRO,現在はNational Archives)に眠る太平洋戦争前後の時期の皇室関係ファイルを中心に,関係者のインタビューも交えて構成されたノンフィクション。

おもに駐日英国大使館から本国外務省に送られた文書が用いられているが,せっかくの資料のデータがないため,具体的な発信元と受信先がよくわからない。ということは,その文書がどのくらい重要な判断材料として扱われたのかが不明。

一般書という性格上,止むを得ないのかもしれないが,文書の注ぐらいつけて欲しかった。


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吉田裕『シリーズ日本近現代史⑥ アジア・太平洋戦争』(岩波新書,2007年)

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今日,9月2日は日本政府全権 重光葵外相・大本営全権 梅津美治郎参謀総長が連合国と米海軍ミズーリ号上で降伏文書の調印をおこなった日。日本はこの日を以て正式に降伏した。

本書は,1940年7月22日の第二次近衛内閣成立から筆を起こし,おおよそ1945年9月2日をもって終わっているが,敗戦の色濃くなっていく時期からみられた「戦後」への動きにも目配りしながら書かれている。

たとえば,証券市場において日本の復興関連企業の株式高騰。国際的な経済の動きは,確実に戦後を見据えていた。国民意識のなかでは,戦時中から始まっていた政府や軍への失望が,戦後の「公」から「私」への価値の転換を促したことを示唆している。


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小野俊太郎『 モスラの精神史』 (講談社現代新書,2007年)

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あの怪獣映画の傑作『モスラ』は,1961年7月30日に封切られた。同い年生まれである。 そして,本書を読んで何となくゴジラよりもモスラと同い年生まれであることを誇りに思うようになった・笑

さて,本書は,その1961年という年になぜあの蛾の怪獣があのような形で製作されたのか,中村真一郎,福永武彦,堀田善衛の三人による原作と本多猪四郎監督,円谷英二特撮コンビによる映画とはどう違うのか,映画に込められた意図は何だったのか,などなど一つ一つの謎を,ときに「深読みしすぎているのでは?」と思うくらい丁寧に読み解いていく。まさにスリリングな日本戦後精神史分析の一書。面白い!


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岩田規久男『経済学への招待 (ライブラリ経済学への招待 1) 』(新世社,2007年)

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岩田先生による経済学の入門書。ビジュアルが多用され,現実の経済事例に即しての説明を多く取り入れられている。薄いし,お値段も2000円以下に抑えられているので,テキストにも指定しやすいと思う。


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季武嘉也『選挙違反の歴史―ウラからみた日本の一〇〇年』(吉川弘文館,2007年)

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「選挙の歴史」というテーマは政治史研究にとってある意味「王道を行く」感じがするのだが,本書は「選挙違反の歴史」からみたユニークな近代日本政治史の本である。とは言っても,決してキワモノではなく,正攻法では見えてこなかった様々な論点が提出されており,非常に面白かった。


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小林英夫『日中戦争―殲滅戦から消耗戦へ』 (講談社現代新書,2007年)

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1937年の盧溝橋事件から1945年までの8年間におよんだ日中戦争で,なぜ日本は敗れたのかを,日本と中国(蒋介石の国民党政府が中心)の戦略構想の違いから解き明かす。

著者は日本の戦略は軍事力・産業力といったハードパワーに裏付けられた「殲滅戦争」という考え方からついに脱却できず敗れ,逆に蒋介石の国民党政府は,外交・政治・メディア戦略といったソフトパワーに裏付けられた「消耗戦」を粘り強く戦い,ついには日本に勝利したとみる。

複雑な国際情勢のなかで,その国際情勢を読み解く術に長けていなかった(放棄してしまった)日本外交の弱さが,それまでの歴史的経験によるものなのか,当時の国内情勢からくる制約なのかについては議論があるだろうが(そして当然,著者はそうした議論も承知しているであろうが),あえて前者を強調することによって,日中両国の違いを際だたせたところに本書の面白さがある。

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茅原健『工手学校—旧幕臣たちの技術者教育』 (中公新書ラクレ、2007年)

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工手学校とは、明治期、専門の技術者を補助する工手(技師と職工の中間の技術者)養成のために、渡邊洪基、辰野金吾らによって設立された私立の工業学校である(1887年設立)。

本書は、その工手学校が第1次世界大戦後、現在の工学院大学の前身となる工学院に名称変更(制度上も各種学校扱いから甲種工業学校へ変更)し、再スタートするまでの履歴を、関わった人々のネットワーク(副題にあるように旧幕臣が中心となって立ち上げられた)、輩出した卒業生たちの活躍などに焦点をあてて詳述している。

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飯田泰之『歴史が教えるマネーの理論』(ダイヤモンド社,2007年)

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お,アマゾンの画像,帯付きとそうでないヴァージョンと選択できるようになってますね。ではでは,ここではダイヤモンド社さんに敬意を表して「帯付きヴァージョン」で。

そのアマゾンのレビューですでに高評価(しかし、なぜかどうでもいいようなところで★ひとつ減じられていますが・笑)が与えられている本書ですが,オススメです。マネーの理論でもって実に爽快に経済史の重要トピックに説明を与えています。

日本史の知識なんかなくても大丈夫です。巻末には年表もついてますし♪(しかし、ダイヤモンド創刊がしっかり「経済学史」の項目に入れられていますね・笑)


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加藤陽子『シリーズ日本近現代史 5 満州事変から日中戦争へ』(岩波新書、2007年)、『戦争を読む』(勁草書房、2007年)

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前者は岩波の近現代史シリーズの第5冊目。時代は満州事変から日中戦争へ。政治史・外交史に絞った叙述になっているので、ほかの巻とは少し趣を異にする。それだけこの時代の政治史・外交史は難しい。しばらくおいて再読したい。


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原武史『滝山コミューン一九七四』(講談社、2007年)

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著者の原氏は1962年生まれ。一つ年下。ほぼ同年代だが、私は田舎の小学校(金沢)だったので、共通の体験としてここに書かれてあることとシンクロするのは、「班競争」を中心とした小学校5,6年生のときの記憶ぐらい。確かにあんまり良い思い出ではない。

が、ここに出てくるような「ボロ班」「ビリ班」なんていう言い方はしていなかった。同じ班が続けて最下位になると(たとえば漢字の書き取りの成績)、班替えをやって新しい班に編成替えしたりしてたけれども。


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手塚治虫『手塚治虫「戦争漫画」傑作選』 (祥伝社新書、2007年)

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手塚治虫の読み切り短編のうち戦争をテーマにした作品を7篇収録。どの作品もレベルが高く、「傑作選」に相応しい構成。新書判で漫画というのはこれまでなかったように思うが、意外に自然に読めた。


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横山秀夫『看守眼』(JOYNOVELS 実業之日本社、2007年)、『深追い』(新潮文庫、2007年)

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いずれも横山秀夫の短編集。前者は警察モノだけでなく、フリーライターがとある実業家の自伝執筆を請け負う「自伝」、家裁調停員を主人公にした「口癖」、新聞社の整理部を舞台にした「静かな家」などを収録。後者は、三ツ鐘署のさまざまな警察官を主人公にした警察モノ短編7篇。


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東野圭吾『夜明けの街で』(角川書店、2007年)

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「最高傑作」という帯は、嘘っぱち(怒)

しかし、暇つぶしとして楽しめないわけではない(実際、暇つぶしに読んだ)。

以下、ネタバレ注意

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宮部みゆき『楽園』上・下(文藝春秋,2007年)

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 『模倣犯』の続編だが,まったく別の話としても読むことは可能。しかし,できれば,『模倣犯』を読んでからのほうが良いだろう。『模倣犯』の「主人公」でもあるフリーライター前畑滋子の成長譚としても読めるからだ。もっとも,それに共感するかどうかは読者の自由。

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村上隆『金・銀・銅の日本史』(岩波新書、2007年)

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 著者の村上隆(むらかみ・りゅう)氏の専攻は、歴史材料科学、材料技術史。京都大学大学院工学研究科修士課程修了後に東京藝術大学大学院美術研究科博士課程を修了しているという経歴は、ちょっと変わっている。

 しかし、金・銀・銅という金属と日本人がどのように関わってきたのかを、金属を地球からとり出す「第一の技術」とそれを加工する「第二の技術」から通観する本書を読むと、著者が金・銀・銅という金属が放つ色彩に魅せられ、材料の研究、美術工芸品の研究に向かったがよくわかる。

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四方田犬彦『先生とわたし』(新潮社、2007年)

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由良君美と著者・四方田犬彦の師弟関係を描いた自伝的評論。ある種の感慨を抱かせるに十分な本。


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山室信一『憲法9条の思想水脈』(朝日新聞社、2007年)

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いただきもの。山室先生、わざわざありがとうございました。これから拝読しますが、取り急ぎ、ブログで紹介させていただきます。

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野口旭『グローバル経済を学ぶ』(ちくま新書、2007年)+近刊予告

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いただきもの。ありがとうございます。

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安藤優一郎『江戸城・大奥の秘密』(文春新書、2007年)

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いただきもの。ありがとうございます。浜野先生のブログでも紹介されていましたね。楽しみにしています。

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岩崎信也『江戸っ子はなぜ蕎麦なのか?』 (光文社新書、2007年)

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江戸における蕎麦食の普及と「江戸っ子は蕎麦」という通念がどのようにして成立していったかを、膨大な史料で跡付けたもの。単なる蘊蓄本ではなく、食を通した社会史になっている。もちろん学術書のような堅苦しさはなく、気軽に読める本でもある。

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平井俊顕編『市場社会とは何か—ヴィジョンとデザイン』 (上智大学出版、2007年)

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いただきもの。佐藤さん、ありがとうございました。

帯の宣伝コピー(経済思想家の役割、それは「飛翔せる鷲」のごとし。)もなかなか気合いが入っていますね。

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村井淳志『勘定奉行荻原重秀の生涯—新井白石が嫉妬した天才経済官僚』 (集英社新書、2007年)

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 次週から日本経済史Iの講義では、いよいよ幕府の経済政策、とくに貨幣改鋳政策などを扱う。そういう事情もあって、今年3月に出版されて、なかなか評判の良い本書を読んでみた。

 普通の経済史家であれば、多分あまりこだわらない細かい事実まで精査しつつ荻原重秀の実像に迫ろうとする著者の意気込みが伝わってくるし、荻原重秀再評価(新井白石の再評価でもある)という目的は達せられているのではなかろうか。

 一次史料の引用も多いが、決して読みにくい本ではなく、自宅から高坂までの往復で楽に読めてしまう。その意味ではちょっと物足りない?笑


Continue reading "村井淳志『勘定奉行荻原重秀の生涯—新井白石が嫉妬した天才経済官僚』 (集英社新書、2007年) "

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岡嶋裕史『iPhone 衝撃のビジネスモデル』(光文社新書、2007年)

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 いよいよ iPhone の発売開始が6月29日とアナウンスされた。ただし、アメリカで。AT&Tとの2年契約も必要。

 この本の著者によれば、iPhone はかつてエンゲルバートが提唱したフェデレート端末(情報集約機器)として、人間の知的能力を増幅する(オーグメント)デバイスとなりうるし、まさにポストWeb2.0的なものとして衝撃をもっているという。


Continue reading "岡嶋裕史『iPhone 衝撃のビジネスモデル』(光文社新書、2007年)"

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副田義也『内務省の社会史』(東京大学出版会、2007年)

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 日曜日の日本経済新聞の「本の紹介」欄で取り上げられていたので、一言。

Continue reading "副田義也『内務省の社会史』(東京大学出版会、2007年)"

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アンドルー・ゴードン(森谷文昭訳)『日本の200年<上><下>—徳川時代から現代まで—』(みすず書房、2007年)

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とても良い本だと思う。バランスがとれているし、かといって決して平板ではない。著者の専門の労働史あたりの叙述もでしゃばらず、かつしっかり主張している。

装丁もお洒落である。

Continue reading "アンドルー・ゴードン(森谷文昭訳)『日本の200年<上><下>—徳川時代から現代まで—』(みすず書房、2007年)"

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会社四季報全70年 DVD

東洋経済新報社から発売中の『会社四季報全70年DVD』の広告が目に留まる。

いわゆるQ&A方式の広告で、「以下の会社をご存知ですか?(ヒント:いずれも、有名企業の昔の会社名です)」……とある。

八幡製鐵

小西六写真工業

ヂーゼル自動車工業

別子鉱業

北日本食品工業

日東倉庫建物

東京電気化学工業

日本ヘリコプター輸送

早川電機工業

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鈴木良隆・橋野知子・白鳥圭志著『MBAのための日本経営史』(有斐閣、2007年)

 いただきもの。橋野先生、ありがとうございます。

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 目次をざっと拝見しますとなかなか濃い内容のようですね。>

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東野圭吾『幻夜』 (集英社文庫、2007年)

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あの『白夜行』の続編。

東野圭吾の作品の登場人物たちは、よく「脇の下に汗をかく」……ことに、気がついたのはつま。その指摘を念頭に読んでいくと……

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「日本紳士録」休刊

人物を調べるときの貴重な資料のひとつが休刊(

今はいいけど、未来の人がこの時代の「マイナーだけど紳士録ぐらいには出ている」人物について調べるときに苦労するだろうな・w

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成田龍一『大正デモクラシー シリーズ日本近現代史(4)』(岩波新書、2007年)

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日露戦争後から満州事変前夜までを大正デモクラシーの時代ととらえ、国内のみならず帝国という領域に目配りしながら、「大衆社会化」の進む社会の変容を叙述する。

「二〇世紀初頭のデモクラシーの歴史的性格を、帝国主義—ナショナリズム—植民地主義—モダニズムとの関連で考察」した本書「大正デモクラシー」は、「昭和」を考える上で、なお一層重要。


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廣田誠『近代日本の日用品小売市場』(清文堂、2007年)

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いただきもの。廣田さん、ありがとうございます。勉強させていただきます。

詳しい内容は、出版社のサイトに>

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原田泰『日本国の原則—自由と民主主義を問い直す』(日本経済新聞社、2007年4月)

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本日、ご恵送いただきました。ありがとうございました。

実は、先に草稿を読ませていただいていたので、上梓されることを心待ちしていた次第です。

「常識的保守派の日本論」と帯にはうたってありますが(で、私もそのようには思いますが)、決してまだまだ日本の常識にはなっていないと思います。

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石井安憲、永田良、若田部昌澄 編著『経済学入門(第2版)』(東洋経済新報社、2007年4月)

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いただきもの。若田部さん、サンクス。

初版ではハードカバーだったものが、ソフトカバーに。分量も増えた。執筆陣も内容も大幅に変わって、第2版となっているが、新版としなかったのは、また7年後くらいに第3版を出す布石か?笑

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