「20世紀における日本の国際化・国際交流の軌跡」(早稲田大学オープンカレッジ2006年春)
現代はグローバル化の時代であるという物言いはもはやあまりにも陳腐になってしまっている。しかし,その歴史的な源流,戦前期の先人たちの営為については,多くの人々の関心の外にあるのもまた現状である。
日米民間外交を展開した渋沢栄一,大日本文明協会を組織し「東西文明の調和」を提唱した大隈重信,『日本の禍機』を著わした朝河貫一,米国における「日本学」の基礎を築き,ドナルド・キーンなどを育てた角田柳作などの名前も,彼らが「国際交流」に果たした貢献に比してあまりに知名度が低いと言わざるを得ない(渋沢や大隈は実業家,政治家・教育者としての名前はそれなりに知られてはいるが,恐らく朝河貫一や角田柳作の名前は知らない人が多いのではないだろうか?)
いわんや戦前の各種の民間の国際交流団体や政府系機関の役割においてをや,である。
そんな現状の中で,私の古くからの友人でもある鵜飼政志氏がこのたび早稲田のエクステンションで,国際交流の歴史に関する講座を開講されると聞き,及ばずながらここでも宣伝したいと思う。
大学でも「国際交流史」に関するまとまった講義を開講しているところは非常に少ない。ご関心の向きはこの機会に是非!

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